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BLOG2026年9月18日

【制作事例】おにぎり店のHPに「業者向け紹介キャンペーン」を追加した話 — HPは育てるもの

【制作事例】おにぎり店のHPに「業者向け紹介キャンペーン」を追加した話 — HPは育てるもの

かんなまる製作所の、かんなです。

前回、恵比寿のおにぎり店「むすびや」さんの[公式HPとLINE受注の事例 →]を書きました。今日はその続編です。

納品から少し経って、むすびやさんのHPに新しい機能を追加しました。「業者さん向けの紹介キャンペーン」の仕組みです。

この記事で伝えたいことは1つで、ホームページは作って終わりじゃなく、商売の変化に合わせて育てていくものだということ。その実例として読んでください。

きっかけ:ケータリングのお客様は「業者さん」だった

ケータリングのお客様は、「業者さん」だった
ケータリングのお客様は、「業者さん」だった

むすびやさんには、おにぎりのケータリング・お弁当の注文があります。運用しているうちに見えてきたのが、その注文主にはロケバスさんや制作会社さんといった「業者さん」が多いということでした。

ロケバス会社さんや制作会社さん向けに、店舗引き取り限定のおにぎりケータリング営業を強化してて、公式LINEでの「紹介キャンペーン」の仕組みを作りたいという相談を受けました。

業者さんの注文には特徴があります。

1件あたりのボリュームが大きい(現場の人数分) 気に入ってもらえるとリピートしてくれる そして、業界内の横のつながりで紹介が生まれる文化がある

「◯◯さんの現場で食べたあのおにぎり、うちの現場にも」— この動きが自然に起きているなら、紹介した側にもされた側にもメリットが出る仕組みを作れば、もっと回る。そう考えて設計したのが今回の機能です。

作った仕組み:紹介→注文→特典がLINEの中で回る

紹介→注文→特典が、LINEの中で回る
紹介→注文→特典が、LINEの中で回る

流れはこうです。

業者さんが自分の画面から紹介コードを申請する(発行の仕方は後述。実はここに一番の工夫があります) その業者さんが、仲間の会社にコードを渡す 紹介された会社はLINEから注文。初回注文の流れの中で業者登録もそのまま完了 クーポンは注文画面で選ぶだけで適用。紹介した側にも特典が付く

紙のクーポン券も、「◯◯さんの紹介って言えば安くなるらしいよ」という口頭伝達も要りません。コードと特典がぜんぶLINEの中で完結するので、お店側も「誰の紹介で来たのか」を聞き取る必要がない。

土台になっているのは「LINEログイン注文」

注文はLINEログインから。それが全部の土台
注文はLINEログインから。それが全部の土台

この仕組みを支えているのが、ケータリング注文をLINEログイン経由にしたことです。技術的にはLIFF(LINEアプリの中でWebが動く仕組み)を使っています。

なぜこれが土台かというと:

  1. 「誰の注文か」が自動で分かる。 LINEアカウントと注文が紐づくので、毎回の連絡先入力も、電話での聞き取りも不要になります。

  2. 初回注文=業者登録になる。 「まず登録フォームにご記入ください」をやりません。注文の流れの中に、必要な情報だけを組み込む。登録のためだけの手間はゼロです。

  3. クーポンも紹介も「その人のもの」として管理できる。 誰でも使い回せる割引コードだと、意図しない広がり方や二重適用が起きます。アカウントに紐づいた特典なら、それが構造的に起きません。

設計で一番こだわったこと:お店の手間を増やさない

人の目を通すのは「一見さんだけ」にした
人の目を通すのは「一見さんだけ」にした

キャンペーン機能で一番怖いのは、お店の管理の手間が増えることです。数人で回すお店で、注文対応に加えて「クーポンの管理」「紹介の照合」なんて作業が増えたら、本末転倒。

だから、業者登録の受付・クーポンの適用・紹介の紐付け・注文の管理は、ぜんぶ仕組みが勝手にやります。人間の判断が要るのは「この業者さんに紹介をお願いして大丈夫か」だけ——なのですが、ここにもう一段、工夫を入れました。

紹介コードの発行を、取引実績で分岐させています。

お渡しまで完了した注文が1件でもある業者さん → 申請した瞬間に自動発行。お店は何もしません。承認画面すら通りません まだ取引のない業者さん → お店の承認待ち。申請は管理画面に「申請中」として並び、店主さんがボタン1つで承認すると、コードが発行されて本人にLINEで自動通知が届きます ちなみに、実績なしで申請した業者さんが先に注文をして、そのお渡しが完了した瞬間に申請中だったコードが自動で発行される、という流れも動きます

考え方はシンプルで、信頼は取引実績が証明してくれるということです。一度ちゃんと取引した相手をもう一度人間がチェックするのは、手間の無駄。逆に、まだ顔の見えない相手だけは人の目を通す。「店の手間は最小に、締めるところは締める」——数人で回すお店の販促機能は、この塩梅がすべてだと思っています。

この話の学び:HPは「育てるもの」

「HPは育てるもの」という話
「HPは育てるもの」という話
  1. 作った後に見えてくるものがある。 「ケータリングのお客様は業者さんが多い」は、運用して初めてはっきり見えた事実です。最初のHPで全部を設計しようとしなくていい。走りながら足せばいい。

  2. 販促の仕組みは「店の手間ゼロ」が条件。 キャンペーンのたびに管理業務が増えるなら、やらない方がましです。人間の判断が本当に必要なところ(今回なら「初めての相手の見極め」)だけ残して、あとは自動化する。

  3. そして一番大事なのは、「機能を足せる作り」で最初から作っておくこと。 今回の追加ができたのは、最初のHPを自前の管理画面+データベースの構成で作ってあったからです。テンプレサービスやリース契約のHPだと、この手の追加は「できません」か「作り直し」になります。[月額リースの落とし穴の話 →]にも書いた通り、育てられる土台かどうかは、最初の選択で決まります。

あなたのお店の「次の一手」も作れます

「うちも常連さんの紹介が多いんだよね」「リピーター向けに何かやりたい」— そういう"商売の実態"があるなら、それを仕組みにするのが一番効く販促です。既にHPがあるお店の機能追加のご相談も、ゼロからの制作も、LINEでどうぞ。今の商売の様子を聞かせてもらえれば、「その動き、こう仕組みにできます」を無料でご提案します。

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