
かんなまる製作所の、かんなです。
今日はお店のHPの話ではなく、私が自分のために作ったアプリの話をさせてください。名前は「夜帖(よちょう)」。ホステスのための、顧客管理と給料管理のアプリです。
「Web屋がなんでアプリの話?」と思うかもしれませんが、最後まで読むと、これがそのままかんなまる製作所の仕事の仕方の話だと分かってもらえるはずです。
作った理由:キャストの顧客管理の実態

きっかけは、クラブで働くことになったときです。
お客様との関係が何より大事な世界。「この方、前回何の話をしたか」「ボトルはいつ入れてもらったか」「担当は誰か」——ちゃんと覚えて、ちゃんと大事にしたい。そう思って、まず道具を探しました。
無かったんです。「ちょうどいい」が。
キャバクラ向けはあるけど、クラブの場合はキャバクラと違い本指名(係)のお客様以外にもママのお客様、ほかのホステスさんのお客様の情報がとても重要なのです。
メモアプリは夜の仕事の形をしていないし、Excelは開くのが億劫になるのが目に見えている。世の中の営業向けCRMは語彙が違いすぎる。キープボトル、係、引かれ物、同伴——この言葉でできた道具は、探しても見つかりませんでした。周りのキャストは、LINEのメモと記憶で回している。給料だって、係の小計・ノルマ・引かれ物・ヘアメイクや送りの実費を全部追わないと「今月、実際いくら残るの?」が分からないのに。
無いなら、作る。Web屋の職業病です。自分が一番使いやすいものを、自分のために作ることにしました。それが夜帖です。
夜帖ができること(さわりだけ)

お客様カルテ: 話した内容・キープボトル・担当・写真をお客様ごとに記録。「前回の話」を確認してから出勤できます
カレンダーで来店管理: いつ誰が来たかが一目で分かる
給料の見える化: 日給・ノルマ・引かれ物・実費経費を分けて記録して、「振込額」と「実質の手残り」が分かる
出勤はワンタップ: 予定を入れて、当日タップするだけ
細かい機能の話はここでは書ききれないので、気になる方は夜帖のサイトへどうぞ → yochou.com。【現在はβ版として、使ってくださるホステスさんを少しずつ募集しています。】
作って分かったこと:自分が毎日使うと、道具は嘘をつけない

このアプリ、私自身が毎日実戦で使いながら作っています。そうすると、きれいごとが全部剥がれるんです。
1. 「入力が面倒」は正義。 自分で使うと分かりますが、タップが2回から3回になるだけで、人は記録をやめます。だから出勤登録はワンタップ。よく行くサロンは料金ごと登録しておいて、経費計上もワンタップ。
2. 欲しい機能と、続く機能は違う。 「あれもこれも」と作りかけて、結局毎日触るのは数画面だと気づきました。足す勇気より、削る勇気の方が大事でした。
3. 現場を知っていると、設計が最初から違う。 係の小計、引かれ物、白タク代——この語彙が体感で分かって作るのと、ヒアリングシートだけで作るのは、別物になります。
ここからが本題:この作り方は、お店の仕組みでも同じ

なぜこの話をブログに書いたかというと、夜帖の作り方が、そのままかんなまる製作所の作り方だからです。
現場の実態を知る — 誰が・いつ・何に困っているかを、言葉になる手前で分かっていること
「続く形」に削る — 機能の多さより、毎日続けられる軽さ。むすびやさんの困りごとを解決するときも、同じ思想です
使いながら育てる — 運用で見えたことを次に反映する。作って終わりにしない
HPも、LINEの仕組みも、予約管理も、原理は全部これです。「現場を知ってる人が、続く形に削って作る」。ナイトワークのお店のHPや仕組みの相談に乗れるのは、私がこっち側の人間だからだと思っています。
おわりに
ナイトワークのお店の方: HPも、店の運用の仕組みも、「現場が分かってる前提」で相談できます。[LINEでどうぞ]
キャストの方: 夜帖、気になったら覗いてみてください → yochou.com。「こういう機能欲しい」の声も大歓迎です(実際に何人かの声から生まれた機能があります)
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