
かんなまる製作所の、かんなまるです。
「ホームページ、作ったんですけどね。問い合わせ、全然来ないんですよ」
制作の相談で、本当によく聞く言葉です。そして原因を調べると、だいたい5つのどれか(たいてい複数)に行き着きます。
今日はその5つを、「どこで漏れているかの特定方法」と「直す順番」までセットで解説します。読み終わる頃には、自分のサイトのどこに手を入れるべきかが分かるはずです。
全体像:問い合わせまでには4つの関門がある

訪問者が問い合わせに至るまでは、こういう流れです。
見つけてもらう(検索・SNS・広告から来る)
3秒で伝わる(何屋か・自分向けか・信頼できそうか)
行動したくなる(料金・実績を見て「頼むイメージ」が湧く)
問い合わせる(フォーム・LINE・電話)
問い合わせが来ないサイトは、この4つの関門のどこかで漏れています。そして5つ目の理由は、「どこで漏れているか分からない状態(=計測していない)」そのもの。順番に見ていきます。
理由1:そもそも見られていない

一番多いのが、実はこれです。サイトの中身の問題ではなく、そもそもアクセスが月に数十件しかない。どんなに良いサイトでも、見られなければ問い合わせはゼロです。山奥に立派な店を建てて、地図にも載せず、看板も出していない状態。
チェック方法は簡単で、アクセス解析を見て月間のアクセスが3桁に届いていなければ、まずこれです(解析が入っていない場合は理由5へ)。
無料で開けられる入口だけでも、これだけあります。
Search Console登録+サイトマップ送信(Googleに存在を知らせる)
Googleビジネスプロフィール(地域名+業種の検索とマップに出る。店舗業なら効果大)
InstagramなどSNSのプロフィールにURL
名刺・ショップカード・公式LINEのプロフィールにもURL
そのうえで、検索流入を増やすならブログなどの継続発信、即効性が欲しいなら広告、という順番です。
理由2:来た人が「3秒」で判断できない

アクセスはあるのに問い合わせが無い場合、次に疑うのはファーストビュー(開いた瞬間に見える範囲)です。
訪問者は開いて3秒で、無意識にこの4つを確認しています。
何のお店・サービスか(業種が一瞬で分かるか)
自分向けか(誰のためのものか書いてあるか)
信頼できそうか(写真・実績・「ちゃんと感」)
次に何をすればいいか(ボタンが目に入るか)
この4つに答えられないと、下までスクロールされる前に閉じられます。テスト方法はシンプルで、自分のスマホでサイトを開いて、3秒だけ見て閉じる。その3秒で4つの答えが頭に入ってきたか。初めて見る人のつもりでやってみてください(家族や友人にやってもらうと、もっと正確です)。
理由3:問い合わせのハードルが高すぎる

内容は読まれているのに問い合わせに至らない場合、導線のハードルを疑います。
よくある離脱パターン:
入力項目が10個あるフォーム(会社名、フリガナ、住所、電話、FAX…)
「お電話ください」のみ(お客様が動ける夜間・移動中に、こちらが出られない)
問い合わせボタンがページの一番下に1個だけ
送っても、いつ返事が来るのか分からない
直し方は全部逆をやるだけです。
フォームは名前・連絡先・内容の3項目で十分(詳細は返信のやり取りで聞けばいい)
LINEの選択肢を置く。フォームは「手紙を書く」感覚ですが、LINEは「スタンプを送る」感覚。心理的な重さが全然違います
ボタンは各セクションの後に繰り返し配置(読んで気持ちが動いた瞬間に、目の前にボタンがある状態)
「24時間以内に返信します」と書く(送る側の不安が1つ消えます)
問い合わせは「したい」より先に「面倒」が来ます。1タップ減らすごとに、届く数は増えます。
理由4:信頼の材料が足りない
理由2と3をクリアしても、最後に「良さそうだけど、なんとなく不安」で閉じられるケースがあります。足りないのは信頼の材料です。
実績が無い(または「実績」とだけ書いて中身が無い)
料金が書いていない(「お見積もりください」だけだと、相場感が分からず怖い)
顔が見えない(誰がやっているのか分からない)
ぜんぶ載せるのが理想ですが、優先度は料金>実績>顔の順だと思っています。特に料金は、書いていないだけで検討候補から外されることが多い。「〇〇円〜」のレンジ表記でもいいので、目安は出すべきです(このあたりは[ホームページ制作の相場の記事 → /blog/hp-cost-guide]でも書きました)。
理由5(親玉):計測していないから、どこが悪いか分からない

そして最後が、理由1〜4の親玉です。
ここまで「アクセスが少なければ理由1」「来てるのにすぐ帰るなら理由2」と切り分けてきましたが、この切り分けは計測が入っていないと一切できません。計測なしでサイトを改善するのは、健康診断を受けずに手術する場所を決めるようなものです。
計測が入っていると、こう分かります。
アクセスが月30件 → 入口の問題。SEO・SNS・広告に投資すべき
来ているのに10秒で直帰 → 第一印象の問題。ファーストビューを直すべき
料金ページまで見て消える → 導線・信頼の問題。CTAや料金の見せ方を直すべき
つまり、リニューアルを考える前に、まず計測。順番が逆になると、問題のない場所にお金をかけて、問題のある場所が残ります。
まとめ:直す順番
計測を入れる(GA4・Search Console。すべての判断の土台)
データを見て、漏れている関門を特定する
入口が問題なら発信・広告、第一印象なら見せ方、導線なら問い合わせ方法、信頼なら料金・実績の掲載
かんなまる製作所では、計測環境の整備(8万円)を単体サービスとしてやっています。他社で作ったサイトでもOKで、GA4・Search Console・タグ設定まで一式。「まずどこが悪いのか知りたい」の第一歩として、リニューアルより先にどうぞ。もちろん、データを見た結果の改善・作り直しまで一貫してもできます。
「うちのサイト、どの理由っぽい?」という段階の相談も歓迎です。URLをLINEで送ってもらえれば、無料でざっと見立てます。
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