
かんなまる製作所の、かんなまるです。
私は昼はWebの仕事をしながら、夜はキャバクラでキャストとして働いていました。だからこの記事は、「制作者としてのセオリー」と「現場にいた人間の実感」の両方で書きます。
キャバクラやラウンジのホームページ、世の中にはたくさんありますが、「何のためのページを、誰に向けて作るか」が整理されているお店は意外と少ないです。今日はそこを全部整理します。
大前提:ナイトワークのHPは「1つで2つの仕事」をしている
お店のホームページには、2種類の人が来ます。
1人目は、お客様。お店の雰囲気を見て、料金を確かめて、「今夜行くか」を決める人。
2人目は、働きたい人。求人サイトでお店を見つけて、「本当のところどうなんだろう」と公式HPを見に来る人。
現場にいた実感として、これは断言できます。**キャストは応募前に、必ずお店の公式HPを見ます。**求人サイトの情報は「盛られている」前提で見るので、公式HPの空気感で最終判断をするんです。
つまり、求人ページのないHPは、アクセスの半分を取りこぼしています。お客様向けの顔と、働きたい人向けの顔。この2つを1つのサイトで両立させるのが、ナイトワークのHP設計の基本です。
必要なページは「必須5+あると強い3」
必須の5ページ
1. トップページ — お店の雰囲気とコンセプトが3秒で伝わること。高級感で行くのか、アットホームで行くのか。写真とキャッチコピーの方向性がすべてです。
2. キャスト紹介 — お客様には「行く理由」、働きたい人には「自分が浮かないか」の判断材料。全員載せる必要はありません。載せ方は後半の注意点で詳しく書きます。
3. 料金システム — 一番大事なページ。次の章でまるごと解説します。
4. アクセス — 地図・最寄駅からの道順・ビル名と階数・営業時間・電話番号。夜のお店はビルの中にあることが多いので、「◯◯ビル5F」まで書かないとたどり着けません。
5. 求人ページ — これも後半でまるごと解説します。
あると強い3ページ
イベント・ニュース — 周年イベントやキャンペーン。更新されているHPは「ちゃんと営業している」安心感になります。
ブログ・日記 — 更新頻度が上がるとGoogleの評価も上がり、「地域名+キャバクラ」の検索で拾われやすくなります。
LINE予約導線 — 電話は出られない時間帯がある。LINEなら営業前でも受けられて、そのまま来店前のやり取りもできます。
料金ページは「不安を消す」ためにある
初めてのお客様の不安は、9割が「結局いくらかかるのか」です。
「セット料金 ¥8,000〜」とだけ書いてあるページ、多いですよね。でもお客様が知りたいのは、セット料金ではなく会計の合計です。指名料は?延長は?TAXは?カードは使える?
だから正解はこうです。
セット・延長・指名・場内指名・TAX・サービス料を表で明記
「初めての方の会計例:1時間で約¥◯◯」まで書く
支払い方法(カード可否・電子マネー)も書く
ここまで書いてあるお店は、それだけで「明朗会計=誠実なお店」として選ばれます。逆に、料金を曖昧にして得することは1つもありません。ぼったくりを警戒される時代なので、透明性そのものが集客力です。
求人ページ:働く側が見ているのは、この6つ
ここは元キャストとして、はっきり書ける部分です。応募する側がHPで確認しているのは、この6つです。
1. 時給とバックの内訳 — 「時給3,000円〜」だけでは動きません。指名バック・同伴バック・売上バックがどうなっているかまで書いてあると、「ちゃんとしたお店」に見えます。
2. ノルマ・罰金の有無 — 一番の不安要素です。ないなら「ノルマ・罰金なし」と大きく書いてください。それだけで応募のハードルが1段下がります。
3. 在籍の年齢層・お店の客層 — 「自分がこのお店で浮かないか」は、時給と同じくらい重要な判断基準です。
4. 送り・託児などの待遇 — 終電後の送りがあるか、託児補助があるか。「働き続けられるか」を決める条件です。
5. 顔出しのルール — SNSやHPへの掲載が任意なのか必須なのか。ここが書いていないお店は、それだけで警戒されます。
6. 体入への導線 — 電話は緊張します。**「LINEで『体入希望』と送るだけ」**が現在の正解です。応募のハードルは、低ければ低いほどいい。
やってはいけない3つ
1. 顔出しNGのキャストをそのまま掲載する — 掲載は必ず本人の同意を取ってください。NGの子には、イラスト・後ろ姿・スタンプ加工など「載せ方の選択肢」を用意する。これはトラブル防止であると同時に、「キャストを大事にするお店」という求人上のアピールにもなります。
2. 「絶対稼げる」「日給保証◯万円!」などの誇大表現 — 広告審査に通らないだけでなく、入店後のギャップで早期離脱の原因になります。数字を見せたいなら「例:入店3ヶ月の◯◯さんの場合」のように、実例の形で。
3. フリー素材や他店画像の使い回し — 実写のないHPは、お客様にも求職者にも「実態が見えない」と映ります。プロ撮影が理想ですが、明るい時間帯にスマホで撮った店内写真でも、フリー素材より何倍も信頼されます。
まとめ:HPは「お店の誠実さ」がそのまま出る場所
必須5ページ+あると強い3ページ。料金は会計例まで、求人は不安が消えるところまで書く。載せ方には同意と配慮を。
まとめると全部、**「見る人の不安を先回りして消す」**という1つの話です。夜のお店は、お客様にとっても働く人にとっても「入る前が一番不安」な業種。その不安をHPでどれだけ減らせるかが、集客と採用の両方を決めます。
かんなまる製作所では、ナイトワークのHP制作を、業界経験者として承っています。求人サイトやLINE連携までまとめて設計できますので、「うちのHP、どうだろう?」という段階でも、LINEでお気軽にどうぞ。
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